【イベントレポート】SMETA FREELANCE NIGHT #1 〜フリーランス与信問題について語らナイト!〜

どうも!フリーライターのJuliです。

4/9 コワーキングスペースco-baで開催された「SMETA FREELANCE NIGHT #1 〜フリーランス与信問題について語らナイト!〜」に参加してきました。

あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?フリーランスになると、

  • クレジットカードが作れない
  • ローンが通らない
  • 賃貸契約ができない

などなど…

ネット上でまことしやかに流れる噂は本当なのか?イベントに参加して分かった、フリーランスの与信問題について徹底レポートします。

SMETA FREELANCE NIGHTとは
リース株式会社 主催のフリーランス向けイベント。第一回は「フリーランスの与信問題」について。
イベント名に入っているsmetaとは、リース株式会社が開発した「賃貸物件を借りたいけれど与信審査が通らないフリーランス」と「フリーランスにも与信を提供したい保証会社」をつなげる賃貸専用与信付与サービスです。

フリーランスの与信問題の現状

そもそも与信とは

与信は、国語辞書では「信用を供与すること」を意味します。これは、金融業界においては、金融機関や消費者金融会社の融資や融資枠、支払承諾(保証)等の供与や、クレジットカード会社の利用可能枠(ショッピング枠、キャッシング枠)の供与などをいいます。

引用元:金融情報サイト iFinance

与信は返済能力や返済担保などもチェックされているため、与信が低いと銀行口座を開設することもできません。与信は過去のあらゆる信用情報をチェックされるため、信用の積み重ねの成績表とも言えます。

フリーランス白書から紐解く与信問題の現状

中道さんの乾杯からスタートした「フリーランス与信問題について語らナイト!」。お酒を飲みつつ和やかな雰囲気で始まりました。

画像:イベント風景

まず最初はフリーランスの与信問題に関わる現状について、司会の 菅野さんから解説がありました。


引用元:フリーランス白書2019

ここでいうフリーランスの与信問題とは、

  • 取引先の開拓が難しい(大手企業は個人との取引をしない)
  • クレジットカードが作れない
  • 銀行口座が開設できない
  • 家ローンが組めない
  • 車のローン組みない
  • 賃貸の契約ができない

という会社員であれば誰でも当たり前にできることができないという厳しい現実でした。Twitterでもこんなつぶやきが…

賃貸の保証会社で業務をされている司会の菅野さんがおっしゃっていた

「会社員と比較して不動産や金融機関は信用のレベルが圧倒的に低い」

という言葉が突き刺さりますね…

与信問題の体験談

中山さんの体験談

大手企業は個人名義の口座では契約できず、知人の会社や代理店を仲介したことがあるそうです。

黒田さんの知人の体験談

銀行から借り入れをしようとしたら、融資をしてもらえなかったそうです。確定申告で節税を行った結果、収入が低く見られてしまったことが原因でした。

中道さんの体験談

フリーランスと起業の経験を通し、似たような体験を元に今回は企業側でお話をいただきました。

約1年間フリーランスとして活動し、起業したタイミングで銀行口座を開設しようしてもできなかったそうです。当時、賃貸契約ができず登記可能なシェアオフィスで申請していたことが原因だったようです。

皆さんの体験談を聞き、驚くばかりでした。私は会社員時代にクレジットカードを作っていたので与信についてはそこまで困ることはありませんでした。

しかし、参加者の中にもクレジットカードが作れない、賃貸を借りれない経験をされたかたもいらっしゃいました。話を聞いて一番ショックだったのは、確定申告で節税対策をしっかりすればするほど与信が低くなるということです。

黒田さんもおっしゃっていましたが、確定申告で節税するのは個人事業主やフリーランスにとって当たり前ですよね。一方で、利益を出せない人=与信が低いと判断されあらゆる点で影響が出てきてしまうのだそうです。

節税はしたいけど、与信は下げたくない…とても難しいジレンマですね。

案件獲得のための与信対策

中山さんの体験談でもあった通り、大手企業は個人との取引は避けたがる傾向にあります。では、どうすれば企業からの案件が獲得できるのか?そのノウハウを教えてもらいました。

中山さん流 案件獲得のノウハウ

実績を積み重ね、信用を得ることが大切です。またどのような案件をこなしたのかなど、しっかりと説明できることも重要になります。

初めて取引するにあたって、判断材料となる実績が何よりも大切とのことでした。できればある程度規模や知名度がある企業との実績があると良いそうです。

またはジョブマッチングサービスの利用もオススメです。中山さんはWarisを利用されていたそうです。どのジョブマッチングサービスに登録すればいいかは、以下の資料を参考にしてください。

引用元:フリーランス白書2019

また何かあった時のために、賠償補償がついた保険に加入することもオススメだそうです。トラブルがあった際に、しっかりと賠償できる準備があると言えることは強みと言えます。

黒田さん流 案件獲得のノウハウ

紹介してもらえるようにいい仕事をすることが大切だそうです。会場でも人脈から案件を獲得する人が大半でした。

画像:イベント風景

また取引先にどういった提案ができるかも、案件獲得に大きな影響があります。例えば、社長であれば、決裁権が社長にあるためある程度オープンに単価を交渉してもOKだそうです。

しかしその人に決裁権がない場合、社内でりん議を通す必要があります。そのため、りん議に通りやすい人になることがコツだそうです。

例えばりん議を通さなくても良い単価の提示をしたり、相手の予算を聞くことが大切です。

さらにフリーランスはチームを組むことも大切だとのこと。企業側が不安になる要素の一つが、フリーランスの蒸発問題です。

私自身もそんな話を聞くことがちょくちょくあり、社会的にもフリーランスの印象はよくありません。企業側もフリーランスを活用する場合、ある程度リスクがあります。

その対策としてチームを組むことが、一つの解決案だと黒田さんは言います。何かあった時にチームメンバーがその穴を補う、そういった対策をすることで安心してもらうことが大切だそうです。

不動産業界から見たフリーランス

画像:イベント風景

フリーランスの与信問題あるあるとして、「住宅ローンが組めない」「賃貸契約ができない」があります。中道さん曰く、不動産業界において従来型の与信システムが主流であり新しいことにチャレンジしにくい環境だそうです。

たとえ収入の証明ができたとしても勤続年数が証明できない場合、契約を断ることが多いそうです。ネット上では契約書や保育園の申請書などを出せば、審査に通るというテクニックがよく紹介されています。

しかしどれだけ情報を提供されても、分からないものにOKは出せないそうです。雇用から外れた人=社会不適合者という判断が下されてしまうのが現状です。

ただし町おこしに積極的な不動産業者は、人を呼び込みたいためフリーランスでも審査に通りやすい傾向があります。一方で都市部は慢性的に空き部屋が不足しており、その分審査基準が厳しくなります。

何か解決策はないのか?フリーランスでも不動産を契約する場合、

  • 通帳の残高を提示
  • 必要な書類は全て用意しておく

ことが大切だそうです。やはりキャッシュがあるかないかは非常に大きな判断材料だそうです。

また審査をする業者は会社員の審査とフリーランスの審査を比較した時、圧倒的に手間がかかるフリーランスの審査を嫌うそうです。

そのため、あらかじめ必要になりそうな書類を最初から提示しておくと良いそうです。この方法で必ず審査が通る訳ではありませんが、少しでも可能性は高くしたいですよね。

最後に

雇用から外れると、社会的な信用が圧倒的に下がることがこのイベントを通してわかりました。

しかしその事実をしっかりと受け止め、対策をすることで与信問題はある程度回避できることもわかりました。今回のイベントで与信問題について学んだので、今後は与信をアップさせる確定申告の仕方をぜひ教わりたいなと次回に期待です。

【次回イベント】
SMETA FREELANCE NIGHT #2 〜フリーランスとベンチャー企業の大交流ナイト!
05/29(水) 19:30 〜 22:00
無料

登壇者

中山 綾子

中山 綾子:

(一社)プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の事務局長。
プロモーションプランナー。大手飲食企業での店舗運営・新業態開発を経て企画会社へ転職し、商業施設の年間販促やメーカーの商品企画、官民連携の子育て支援事業などを多数手がける。
フリーランス協会
株式会社DaccoDay

黒田 悠介

黒田 悠介:

約2,400人の日本最大級フリーランスコミュニティ「FreelanceNow」発起人。
「フリーランスを実験し、世に活かす」という活動ビジョンを掲げ新しい『事業』と『コミュニティ』の推進に関わり、年間30社の事業立ち上げを支援。
FreelanceNow
議論メシ

中道 康徳

中道 康徳:

フリーランサーと起業家の顔を持つパラレルワーカー。
住宅情報サイトLIFULL HOME’Sや広告配信最適化プラットフォームLogicadの商品開発を経験。新たに不動産領域の与信問題を解決するsmetaを企画・運用を行うリース株式会社を設立。
リース株式会社
smeta

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