【インタビュー】月の半分は旅先で仕事をする。旅するデザイナー 武田明子さん

はじめまして。今回より、取材を通して多様な働き方をしている方を紹介させていただきます、フリーランスライターの佐藤です。

フリーランスとひと言でいっても、仕事やライフスタイルは様々です。独立した当初、オンとオフの切り替えが上手くできなかった私は、フリーランスの先輩達は一体どんな工夫をしているんだろう?と、会う人ごとに質問を重ねていました。

フリーランスになったきっかけは?どんなライフスタイルを送っているの?1日の過ごし方って?そんな話をわずか数人に聞くだけで、すぐに真似したくなるような参考になるリアルな話しがいっぱいで、「今日は誰々さんの○○を真似してみよう」。そんなふうに1日をスタートさせていたんです。

人の数だけ、仕事の数だけ、秘訣やコツが存在する

会う人ごとに、聞くたびに溢れ出てくる、リアルなアイデアや工夫。これを、もっと沢山の人に聞いて記事にしたら面白いかもしれない。フリーランスに限らず、パラレルキャリアや多拠点で生活している人達が、どんなライフワークやワークスタイルを送っているのかもっと覗いてみたい。いつしか芽生えたそんな思いを、取材を通して、想いをひとりでも多くの方へ届けられたら幸いです。

月の半分は旅先で仕事をする。「旅✕暮らし✕仕事」を混ぜる生活

武田明子さん(36歳)/旅するデザイナー
株式会社ヨハクデザイン経営
WEBサイト:YOHAKUDESIGN

多い時には、月の半分は軽自動車に車中泊をしながら、旅先でデザイナーとして仕事をしている武田さん。主に販促ツール等のデザインをされていると言うことですが、旅先での作業デスクはどうされていますか?車内でお仕事されているのでしょうか?

だいたい車内やカフェで仕事をしています。カフェで仕事をする時は、後ろから覗かれないように配慮しています。地方では平日空いているカフェも多いので、だいたいカフェにいます。

 

お気に入りのコワーキングスペースはありますか?

最近行った姫路のmoccoはとても良かったので、来月も行く予定です。都内だとConnecting The Dots SHIBUYAや、lightningspotに行くことが多いです。


月の半分は軽自動車で車中泊をされているそうですが、固定のお住まいはありますか?

 普段は、岩手県の矢巾(やはば)町という町で、一軒家に暮らしています。旅を通して時々人と話すことは、固定化しがちな自分の概念をかき混ぜてくれるのでありがたいです。時間をかけて情報交換することで、お互いに仕事を作り出すこともできるのもメリットですね。

そもそも、なぜこのようなライフスタイルになったのでしょうか?

きっかけはMacBook Proを導入して、自宅以外で仕事できる可能性に気づいたことです。特に今の生活を具体的にイメージしていたわけではないんです。

まさに、時間と場所を自由に行き来する暮らしと働き方をしている武田さん。いつもアクティブに活動されてますが、自分をメンテナンスする方法は何かありますか?

忙しくて仕事に集中すると、ついおろそかになってしまいがちなので、時々、自分にこの3つを確認しています。 

ひとつめは、身体を温めているか?
湯船にきちんと入ってお腹を温めるか、無理な時は夏であってもカイロを充てて、身体を温めるようにしています。 

2つめは、ちゃんと寝ているか?
睡眠時間は7時間と決めていて、目覚ましをかけずに起きています。夜型なので、例えば午前2時に寝たら翌朝9時に起床します。そうやって時間が少しずつ後ろにズレて、1年に数回、午前4時に起床になることもあるんです。笑 

3つめは、お腹が空いていないか?
過剰に空腹だと身体が整わないので、温かい物を飲むように気をつけてます。この3つがちゃんとしていると、体調を崩してもすぐに回復するんです。 

ある1日のタイムスケジュール(ご本人のInstagramより)



フリーランスになったきっかけを教えてください。

10年程会社員をしていたんですが、そのうち6年程、制作会社でデザイナー兼チームリーダーとして働いていたんです。仕事は好きだったのですが、管理者になると自分が現場でデザインをするよりスタッフの育成を求められるようになって。 

デザインの仕事が好きだったので、会社とは別に、少しずつ個人でも仕事を受注するようになりました。退職する少し前にヨガスクールデザイナーとしてダブルワークを始め、その後会社を退職し、独立、半年後に法人化しました。

会社員時代に、デザイナーとしてダブルワークの基盤を作り、その時の信頼関係やご縁が続いていき、今に至っているという武田さん。会社員からフリーランスになる流れが理想的で、羨ましいです。

クライアントの担当者が世代交代しても、代々、私の連絡先が引き継がれているらしく、お仕事のご縁が継続しています。ありがたいですね。

フリーランスになりたい人へ、アドバイスをお願いします!

フリーランスにしても会社員にしても、どちらも1度は経験したらいいと思います。で、やってみて向いてないなと思ったら、改めて方向転換すればいい。今の社会って、1度その場を離れると決別してしまうような雰囲気だけど、辞めてもその後また元いた会社へ戻ったり、フリーランスになった後に会社員になったり、そんなキャリアの行き来が自由に出来る社会になるといいなと思います。

「いつか仕事がなくなったら、アルバイトすればいいのかなって。」そう笑いながら話す武田さん。笑顔の奥に、自由な生き方と働き方の裏にある、自分らしく生きる覚悟を垣間見たような気がしました。

武田さん、ありがとうございました。

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