【時短・フリーランス・副業人材のトリセツ】6月28日に「多様な人材活用でイノベーションを創出するには? ~「週5フルタイム・フルコミット」ではない人材を活かす方法~」と題して、SPACES大手町で行われた企業経営者・人事担当者向けイベント。
50名の定員があっという間に埋まり、このテーマに関する関心の高さを実感しました。
http://peatix.com/event/270288
●第一部は、フルタイム・フルコミットではない人材活用の実践企業として、3名のパネラーにお話しいただきました。
GEヘルスケア・ジャパン 製造本部 Brilliant Factory プロジェクト長の田村咲耶氏は、Beacon Sensorを活用した日本最先端のデジタル向上として注目される「GE日野工場」の立ち上げと躍進において、マーケティングの専門家であるフリーランス人材の存在が背景にあったとのこと。事業の存続が未知数でありながら、限られた時間と予算の中で結果を出さなければならないという状況に、フリーランス活用がマッチしたとのこと。
元々ダイバーシティを尊重する企業文化でしたが、日経ビジネスの特集に取り上げられるなど分かりやすい成果がでて、他部署でも外部人材活用に興味を持つ人が増えているそうです。
http://cue.waris.jp/3218.html
イーウェル CRM 事業本部 本部長の間瀬 正典氏は、約20名のフリーランスで構成されるチームをマネジメントする立場から、「社員よりも何倍も給与を払っているのだから、評価は率直に。遠慮せず、本気でフィードバックする方がお互いのためになる」とのコメント。
既存事業と少し毛色の違う事業構築において、難易度が高くスピードを必要とする課題解決プロジェクトをフリーランス人材に担ってもらっており、「優秀な人材確保が難しくなってくるこれからの時代に、外部人材活用はますます有効な手法」とお話しされていました。
エンファクトリー 代表 加藤 健太氏からは「専業禁止!!」という人材ポリシーに関するお話を。複業は必ずしも強制ではなく自由だそうですが、社内で定期的に、互いの複業の内容や報酬をオープンに語り合う場を設けることで、応援し合う雰囲気が作れているとか。
また、「会社とは事業とメンバーの成長のためのプラットフォームであり、エンファクトリーは成長の機会を提供する自己実現ターミナル」と、会社の既存概念を覆す発想のお話も。パラレルワークを推奨しているだけでなく、その延長で独立・起業した人材も相利共生の一部ととらえ、フェローとして一緒に仕事をしてもらったり、戻ってくるのを歓迎したりしているそうです。
http://hares.jp/2016/11/02/enfactory-interview/
●第二部は、「急増する時短・複業社員・フリーランスの活用方法とそのリアル」と題して、女性活躍推進コンサルティングの「bouquet」取締役の高橋 玲衣氏、ハイスキルフリーランスのマッチングを行う「Waris」代表取締役の田中美和氏、4万人の登録アドバイザーの7割が現職の会社員というスポットコンサル「ビザスク」執行役員の田中 亮氏より、人材活用のサポート現場の観点でお話しいただきました。
これからも、多様な人材活用を推進するため、toBイベントも積極的に開催してまいりたいと思います!