一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 (東京都中央区、代表理事:平田麻莉、以下「フリーランス協会」)は、このたび、NewsPicksプロピッカー新書より、代表理事 平田の著書『副業・フリーランス 「稼げる自分」になる仕事術 (NewsPicks Select) 』が出版されたことをお知らせいたします。
『副業・フリーランス 「稼げる自分」になる仕事術』(800円、Kindle版)
https://www.amazon.co.jp/dp/B09KC1WGQ9
本書は、平田が「NewsPicksプロピッカー新書」に寄稿し、好評を博した連載コラムに、新たな書き下ろしを加えて電子書籍化されたものです。実態調査データも引用しながら、実践的な内容や考え方を、できるだけ具体的に解説した本に仕上がっております。
独立や副業を検討中の方や、既にフリーランスとして活動しながら更なるキャリアアップを目指す方のお役に立てれば幸いです。
▼「はじめに」引用
ワークライフバランス、SDGs、地元回帰、男女共同参画… 現代社会を生きる私たちにとって、幸せや心の豊かさの在り方は多様化しています。幸せの概念が多様化するにともない、自ずと働き方にも多様性が求められるようになってきました。 企業に「就社」し、異動も転勤も言われるがまま、終身にわたり企業に人生を預けて、立身出世を目指すという画一的なキャリアの作り方が、必ずしもすべての人にとっての幸せや豊さにつながらなくなっているのです。 コロナ禍のステイホームで、毎日朝から晩まで会社でわき目もふらずに仕事をしていた日々から離れ、自分の人生やキャリアを見つめなおした人も多いと聞きます。あなたはどうでしょうか? また、人生100年時代といわれる中、もはや終身雇用は成り立たないという残念な事実も私たちに突き付けられています。変化の激しいVUCAの時代、「寄らば大樹の陰」とも言い切れないこともコロナ禍で明らかになりました。 だったら、自分がどんな風に働き、生きていくのかは、自分で決めたい。自分のキャリアの手綱は自分で持っていたい。そんな風に考えて、キャリア自律を志向する人が増えています。 組織の中にいても、働き方や担当すべき業務に自由裁量があるなど、環境や風土によってはキャリア自律を実現できている人もいます。とはいえ、今の日本ではそうではない組織の方が多いため、キャリア自律のためにフリーランスや副業を志向する人が急増しているのです。 しかし、安定した組織を離れ、自らの力で仕事をしていくことに不安を抱える人も多いのが現状です。副業であれば、組織人としての立場とのコンフリクトやリソース分散も悩みの種となります。 日本では終身雇用制度が長く続いたこともあり、多様な働き方への誤解や勘違い、また「やりたいけれど一歩踏み出せない」といった方も多いのが実情です。 フリーランスはどのように仕事を獲得し、安定して継続すればよいのでしょうか。また、副業の場合はいかに本業と両立させればよいのでしょうか。 私が2017年に設立した一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会は、「誰もが自律的なキャリアを築ける世の中へ」というミッションを掲げる非営利団体です。 フリーランスや副業で働く人たちが安心して仕事や創作活動に専念できるように、独自の保険や福利厚生を提供したり、実態調査に基づいて政策提言を行ったり、フリーランスに必要な知識やスキルアップなど多彩なテーマで勉強会や交流会を開催したりしています。 そこで本書では、5万4千人を超えるフリーランス協会の会員に対して実態調査やセミナー開催をしてきた経験や、私自身が企業広報や文化人のタレントマネジメント、執筆業等の仕事でフリーランスとして働きながら得た学びに基づき、個人で仕事をする上での基礎知識から、案件の獲得や値付け、本業との両立の方法といったリアルなトピックまでを、体系的に解説していきます。 |
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