フリーランス協会 アドバイザリーボードの石山 恒貴先生が本を出版されました。
日本企業の仕組みが変わりにくい理由を「三位一体の地位規範」と呼ばれる3つの要素で分析し、人口減少・人手不足時代に向けた10の提言がまとまった、考え方のヒントあふれる一冊です。是非ご覧くださいませ。
◯発売日:2025/9/18
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日本企業の仕組みは、なぜ変わりにくいのか――。本書ではその理由を「三位一体の地位規範信仰」にあると分析する。三位一体の地位規範とは、無限定性(正社員総合職という働き方に代表される)、標準労働者、マッチョイズムを意味する。日本企業の仕組みと日本的雇用の在り方を変えるには、何が必要なのか。組織行動論、越境学習、キャリア形成の研究者が示す、人口減少・労働力不足の時代に必要な「10の提言」。
◎ 目次
はじめに
【1章】生産性三原則という神話の誕生
【2章】三位一体の地位規範信仰
【3章】三位一体の地位規範信仰はなぜ時代に合わないのか
【4章】三位一体の地位規範信仰成立の歴史
【5章】三位一体の地位規範信仰はなぜ変わりにくいのか
【6章】従来の処方箋の限界
【7章】変革の処方箋ーー無限定/限定中立社会へ
[提言1]グランドデザインの明確化
[提言2][企業に対して]本人同意原則の導入ーー企業が自ら強大な人事権を放棄する
[提言3][企業に対して]無限定/限定の処遇中立化
[提言4][企業に対して]ライフキャリア最優先企業の実現
[提言5][企業に対して]企業のあり方の再定義と日本企業的パターナリズムの放棄
[提言6][企業に対して]ICTを活用して「社員の平等」の強みを活かす
[提言7][企業に対して]入口改革ーー構成する人材の多様化とオンボーディングの強化
[提言8][企業に対して]出口改革︱定年の見直し、オフボーディングの強化
[提言9][労働組合に対して]無限定/限定の中立化と多様な働き手の包摂
[提言10][国・社会に対して]グランドデザイン(無限定/限定中立社会)の実現
おわりに
◯著者:石山 恒貴(いしやま のぶたか)

法政大学大学院政策創造研究科 教授
一橋大学社会学部卒業、産業能率大学大学院経営情報学研究科経営情報学専攻修士課程修了、法政大学大学院政策創造研究科政策創造専攻博士後期課程修了、博士(政策学)。
一橋大学卒業後、NEC、GE、米系ライフサイエンス会社を経て、現職。越境的学習、キャリア開発、人的資源管理等が研究領域。
日本労務学会副会長、人材育成学会常任理事、人事実践科学会議共同代表、一般社団法人シニアセカンドキャリア推進協会顧問、NPO法人二枚目の名刺共同研究パートナー。
主な著書:『日本企業のタレントマネジメント』(中央経済社、2020年)『地域とゆるくつながろう』(共著、静岡新聞社、2019年)『越境的学習のメカニズム』福村出版、2018年)
概要
タイトル:人が集まる企業は何が違うのか 人口減少時代に壊す「空気の仕組み」
著者:石山 恒貴
発売日:2025年9月18日
価格:1,166円(税込)
出版社 : 光文社
サイズ:1.3 x 10.6 x 17.2 cm
ページ数:312p
