プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会

【イベントレポート】IT人材の採用でお困りの企業様必見!外部人材を有効活用するコツや採用時に失敗しない秘訣を教えていただきました!

イベント情報

日時:2019年3月12日 18:30~21:00

IT分野に長けている社員を採用したいものの、有能な人材を採用できずにお困りの企業もあるでしょう。そんな時は外部人材の採用を考えるのも1つの手です。しかし、ひと口に外部人材といってもスキルや経験は人それぞれです。

そこで今回は、フリーランス協会のジョブ創出プロジェクトに参加してくださっている人材会社5社の担当者に登壇していただき、外部人材を活用するコツを話していただいたのでご紹介します。

フリーランス協会からの挨拶

オープニングは、フリーランス協会代表理事、平田の挨拶から始まりました。2027年までにアメリカで働く人の過半数がフリーランスになる可能性があることや、フリーランスのワークエンゲージメントが高いことなどについて話しました。

オープニングの終盤では企業がフリーランスと取引を行う時のポイントも紹介しました。

とくに、企業が人材を見極める時は、仕事に直結する専門スキルの他に、業務とは直接関係ない間接的スキル(コミュニケーション力、トーク力など)も重要になります。外部人材を採用する際には、企業側は覚えておきたいポイントですね。

人材会社5社の自社プレゼンテーション

そして、いよいよ5社の担当者による自社プレゼンテーションが始まりました。

登壇者はこちらの5名です。

株式会社Branding Engineer 取締役/Midworks事業部長 兼 フリーランス協会 事務局  金沢 大輝さん。

Branding EngineerはIT人材を中心に人材の紹介を行っています。また、IT未経験者向けにエンジニアスクールも開講しています。

株式会社シューマツワーカー 代表取締役 松村 幸弥さん。

シューマツワーカーは、本業以外に隙間時間で副業したい人に案件を紹介しています。

副業の必要性やニーズはあるものの、いざやろうと思うと時間の融通がなかなかつけづらいという問題もありますが、その点をクリアし、紹介する案件は週末や平日夜などの隙間時間でやれるものに特化しているという点がユニークです。

エッセンス株式会社 プロパートナーズ事業部 マネージャー/ One HR 共同代表  島崎 由真さん。

エッセンス株式会社は、自社に登録しているスタッフが現段階で持っているスキルを重視した上で外部に人材を派遣しています。1300人が登録しており、IT戦略やIT組織構築などの経営課題に対し、企業に最適な「プロ人材」をマッチングすることに力を入れています。

外部への人材派遣の他に、新卒や中途採用業務も実施している株式会社ITプロパートナーズから、 広報の 大嶺 怜音奈さん。

上場企業を中心に多くの外部人材を業務委託という形態で提供している株式会社みらいワークスより、 代表取締役社長の 岡本 祥治さんという、業界のスペシャリストがずらり。

同じ人材会社でも、各社がそれぞれの強みを活かし、明確なターゲット層や事業方針を打ち出して事業展開しています。求める人材に合わせて人材会社を選ぶこともひとつのポイントと言えるかもしれませんね。

5社によるパネルディスカッション

続いては、平田が登壇者たち(5社)に質問をする形でパネルディスカッションが行われました。3つの場面に分けてご紹介します。

外部人材を上手に活用する方法は?

代表の平田が、企業が外部人材を上手に活用する方法を聞いたところ、岡本さんと松村さんからこのような意見が出ました。

岡本さん:会社員と外部人材で線引きせずに、業務に取り組んでもらうことが大事ですね。外部人材として働いている人が、パフォーマンスを出しやすい環境づくりが大事だと思います。

松村さん:効率化を図っている業務において外部人材を活用すると良いかもしれないですね。副業をしたいと思っている人の目的、例えば職種問わず単に副業をしたいだけなのか?自分が持っているスキルを活かしたいのか?などに応じて、仕事を紹介するのも大事だと思います。副業を探している人のニーズを考えることで、副業への取り組み具合も変わると思っています!

企業側が副業に取り組む人の想いを汲み取ったり、働きやすい環境を整えたりすることで、その人材のパフォーマンスが発揮されるということですね。

さらに、島崎さんからはこのような意見が出ました。

島崎さん:外部人材として採用し、スキルが身に付いた人については、クライアント企業に自社の社員や役員としての採用を提案することがあります。外部人材の中には、優れた技能をお持ちの人もいますからね。その他の方法として外部人材に社内の組織や業務スキームの構築をある程度任せ、社内での業務を円滑化させてから社員を採用するのも1つの方法だと思います。

外部人材を社員として採用するのも、人材活用方法だそうです。外部からプロフェッショナルを呼んで、自社で働き続けてもらいたいと考えている企業にもピッタリかもしれませんね。

有能な人のスキルの見極め方や特徴とは?

有能な外部人材を見極めるためのコツについても、代表の平田が質問しました。金沢さんからはこのような意見が出ました。

金沢さん:どんな環境で働けば自分のパフォーマンスを発揮できるか、外部人材の人に聞いてから見極めています。働く場所によってパフォーマンスの発揮度合いは変わるんですよ。企業とのミスマッチが起こらないために、職場との相性が良いか判断することを忘れないようにしています。

有能であるかは派遣先の雰囲気やチームメンバー、業務プロセスなどによって変わることが多いです。企業側は自社内でパフォーマンスを発揮できる外部人材か考えた方が良いようです。

一方岡本さん、大嶺さんからはこのような意見が出ました。

岡本さん:仕事に直接関係するスキル(職能スキル)とヒューマンスキル(人間力)の高さで有能な人かどうかを見極めています。とくにリモートワークの場合は、メールや電話でのやり取りが主になってコミュニケーションスキルが大事になるため、ヒューマンスキルが高い人は重宝されやすいです。

大嶺さん:有能な人であるほど、さまざまな企業からお声がかかるイメージがありますね。

有能な人は、どこの企業でも人気者になるケースもあるようですね。職務経歴書や職能スキルだけではなく、派遣先の雰囲気に馴染めるかも有能な人を見極める時に大事なことだと感じました。

外部人材を活用する時のメリットは?

最後に、外部人材を活用する時のメリットについても平田が質問しました。

すると金沢さんからは

短期間のプロジェクトを任せられること

という意見が出ました。

次いで松村さんからは、

新規のプロジェクトを立ち上げて継続するか分からないけど、プロジェクトが一定期間稼働し人材が不足している場合も外部人材を活用すると良い

との発言が…。

岡本さんも

社内に新たな文化を根付かせたい時に外部人材を活用できる

と語ります。

さらに島崎さんからは短期間のプロジェクトを任せられるだけではなく、

社員を採用する場合と比べて、採用までのスピードが早いのもメリット

だと話しており、大嶺さんも同じ考えでした。

短期間のプロジェクトで採用するだけではなく、社員を雇用する時と比べて人材を採用しやすいことも外部人材のメリットだといえます。

まとめ

人材会社に相談して外部人材の活用を上手く行えば、社内業務を円滑に回せる可能性が上がって事業に良い影響を与えるかもしれません。どの企業も人材採用には苦戦している今だからこそ、外部人材を活用して社内に新たな文化を取り入れると良いのかもしれません。

外部人材を活用したことで業績アップにつながった企業もあります。気になる方は人材会社へぜひ相談してみてください。

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