フリパラ編集部員が体験!子連れワーケーション10日間の旅 in 山口県萩市

ワーケーション in 萩市

こんにちは!フリパラ編集部の児玉です。

あなたは、山口県萩市と聞いて、何を思い浮かべますか?
幕末の志士を生んだ町、吉田松陰の松下村塾、城下町の雰囲気が残る町並み……。
歴史好きが訪れる町という印象が強いのではないでしょうか。

萩市とフリーランス協会は、昨年度フリーランス合宿を開催した以来のお付き合いです。今年度は、「さらなる魅力を発見してほしい」との要望で、行ってきました! ワーケーション()体験。
※ワーケーションとは、ワークとバケーションを合わせた造語です。

「行くなら徹底的に魅力を体験したい」と、10日間の滞在を決断。今回は小学5年生の息子と小学1年生の娘も同伴し、会社員の夫は途中から参加しました。

ワーケーションを体験して感じたのは、萩市がコンパクトで移動が便利だということ。市街地から海までは徒歩圏内、山までは車で20分走らせれば到着します。通勤時間を無駄にしたくないフリーランスにとって、移動で消耗しないコンパクトシティというのは魅力的な仕事場の一つでしょう。

では、子連れワーケーション先としてはどうだったのか。フリパラ編集部を代表して体験してきた私が感じた、萩市の良さを大きく3つのポイントに分けてお伝えします。

ポイント①企画系の仕事にはピッタリ

#梅ちゃんち
重要文化財の古民家「梅屋七兵衛旧宅」にお試し滞在できます。

萩市で滞在したのは「梅屋七兵衛旧宅」という古民家。梅屋七兵衛さんは、地元では有名な幕末の商人で、戊辰戦争の際に武器を買い付け、長州藩が属する新政府軍の勝利に貢献した方です。
その方の旧宅は以前、重要文化財として一般公開されていましたが、萩市がリノベーションを施し、今夏から宿泊可能な「お試し暮らし住宅」兼「お試しサテライトオフィス」、通称「#梅ちゃんち」として開放されました。

#梅ちゃんち
滞在先のオフィススペース。区切られているため、集中して仕事ができます。

Wi-Fi完備で、Web会議が可能な大型スクリーンも備えており、サテライトオフィスとして利用可能。自宅を仕事場にしているフリーランスにとっては、普段と変わらない状態で仕事ができるのが便利です。
とはいえ、今回は、半分バケーション目的も兼ねているため、日中は子どもと遊ぶ時間に充当。仕事は子どもが寝ている早朝や、庭で子どもが遊んでいる最中、子どもの勉強時間など、すき間時間を中心に1日3〜4時間くらいを充てるようにしました。

そのほか、仕事場としてオススメなのは、市の中心地にある萩図書館。Wi-Fi無料のうえ、個別ブースもあり、集中して仕事ができる環境です。

萩市児童館
市内にある図書館と児童館が入っている施設。中央公園の中にあります。

また、図書館には児童館が隣接しており、子どもをそこで遊ばせながら、親が仕事することも可能。室内には輪投げや跳び箱がある遊び場や卓球台もありました。外には広い芝生に遊具、水遊びスポットまであり、子どもは飽きずに過ごせます。

萩市児童館の中
児童館内の遊び場。奥の椅子で仕事も可能です。
萩市児童館の外
暑い日は、水遊びもできます。ここで遊ばせている間、親はWi-Fi無料の図書館で集中タイム!

今回のワーケーションで実感したのは、東京から離れた自然豊かな地方では、新しいアイデアや発想を生み出すような「0から1」を創造する仕事にピッタリということ。たとえば、フリーランスライターの私の場合、担当している連載の取材先やテーマを考えたり、記事の方向性を構想したりするのに最適でした。

もちろんデメリットがないわけではありません。
萩市にはいわゆる“外の仕事場”がまだ少ないのです。都内のように仕事できるカフェが多くあるわけではなく、かつてあったコワーキングスペースも撤退しました。

“外の仕事場”が限られているからこそ、場所に合わせて業務内容を調整することが重要です。
一見仕事には不向きに見える海岸では、「0から1」を創造する仕事はもちろんのこと、メール返信や電話対応などの業務も支障ありませんでした。
東京と比べて静かなため、外で仕事してもノイズを気にしないで済む良さを実感しました。

ポイント②大きな出費は飛行機代のみ!

地方滞在を楽しみながら仕事するワーケーション。気になるけれども一歩踏み出せない理由の一つは、交通費と滞在費などのコストではないでしょうか。

長く滞在するほど宿泊費もかさんでしまうものですが、萩市が提供する「#梅ちゃんち」を利用すれば話は別。家族で1週間滞在してもわずか7,000円、それ以降は1日1,000円というリーズナブルさ。萩市に長く滞在して、その魅力を知ってもらおうという市の取り組みのため、この価格に設定されているのだそうです。

では実際にかかった経費はいくらかというと……
交通費は、大人1人と子ども(小学生)2人で、東京・羽田空港から萩・石見空港までの往復の飛行機代が9.2万円。そこから乗り合いタクシー代を合わせると、往復約11万円かかりました。

さらに宿泊費は10日間滞在したので、1週間の費用7,000円と延長3日分の3,000円を上乗せして、計1万円。退出時には、布団代が約4,000円かかります。これに移動手段としてのレンタカー代や日々の生活費がかかります。

長期旅行をすると、いちばんかさむのは宿泊費ですが「#梅ちゃんち」を利用することで安価に抑えられます。

宿泊費以外では、食事代や観光スポットやレジャー施設の入場料なども負担になるでしょう。その点、「#梅ちゃんち」は台所を備え、近くにスーパーもあるので、自炊すれば食費を浮かすこともできます。
さらに海や山など、子どもが飽きない“無料”の遊び場も豊富。大きな出費の飛行機代以外、工夫次第で節約することが可能です。

ポイント③子どもが喜ぶ遊び場が豊富

3番目の魅力は何と言っても、自然環境のすぐそばということ。萩市は観光地が市街地にまとまり、徒歩でも周回できるコンパクトシティ。さらに海にも山にも近いのが特徴です。

「#梅ちゃんち」からは、徒歩5分で「菊ヶ浜海水浴場」に到着。東京では1日がかりで行く海水浴場がこんなに身近にあり、子どもたちは大興奮でした。
1時間ほどのすき間時間があれば海で遊ぶことができるため、朝や夕方の時間帯に訪れていたら、結局4日間連続で海遊びすることに(笑)。

菊ヶ浜海水浴場
子どもたちのお気に入りスポット、菊ヶ浜海水浴場!

山が近いのも萩市の特徴。レンタカーで20分ほど走ると、山中で自然体験できるスポットに到着します。
椿林が有名な笠山の散策、さらに車を走らせれば、砂岩層と泥岩層のコントラストが美しい須佐ホルンフェルス、カブト虫やクワガタと触れ合える昆虫王国などにも足を伸ばせます。
普段接することの少ない自然の恵みに、子どもたちは目を輝かせて楽しんでいました。

笠山
車を20分走らせると、豊かな森が残る笠山に到着します。
須佐ホルンフェルス
須佐ホルンフェルスを間近で見られる遊覧船は人気です!
昆虫王国
市街地から南方に進んだ先にある昆虫王国では、カブト虫に触り放題!

ストレス“レス”な夏休みを満喫

ということで、初めてのワーケーション体験 in 萩市。日常と比べて“ワーク”できたかは、横に置いておきますが(笑)、旅行のなかで“ワーク”ができたかと問われれば、間違いなく「できた」と言えます。

何より、子どもの預け先確保に頭を悩ますのが恒例だった夏休み期間を、ストレス“レス”で過ごせたのは、ワーケーションのおかげでしょう。東京にいたら、子どもたちはきっとゲームやテレビ漬けになっていたに違いありません。

みなさんも、来年の夏休みはもちろんのこと、冬休みや春休みのプランに、萩市でのワーケーションを企画してみてはいかがでしょうか?

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