2024年11月1日に施行された「特定受託事業者に係る取引の適性化等に関する法律」(フリーランス法)の解説本です。
独占禁止法や下請法を得意とする弁護士と、労働法を得意とする弁護士により、既存の法律との関係や相違点から、実際に委託先がフリーランスであった場合に必要となる社内対応に至るまで、分かりやすさと踏み込んだ解説の両方を示しています。 また、逐条解説や3条通知をはじめとした書式も掲載しているため、フリーランス担当となった実務家にとっても、何があっても対応可能な使いやすい書籍となっています。
◯著者 東京八丁堀法律事務所 野田学・白石紘一
◯判型/頁数 A5判/338頁
◯価格 2,200円(税抜価格2,000円)
◯発売日:2025年4月10日
主要目次
第1編 フリーランス法について
第1章 フリーランス法の成立経緯
第1 フリーランスの置かれた立場(立法の背景等)
第2 フリーランス法制定までの経緯
第2章 フリーランス法の概要と他の法律との適用関係
第1 フリーランス法の概要・性格等
第2 フリーランス法と他の法律との適用関係
第2編 発注者において必要となる社内対応等
第1 はじめに
第2 委託先がフリーランスであるか等の確認体制の構築
第3 3条通知への対応
第4 支払期日のルールへの対応
第5 禁止行為への対応
第6 募集情報の的確表示へ向けた確認体制の構築
第7 妊娠、出産若しくは育児又は介護に対する配慮を可能とする体制の構築
第8 ハラスメント対策に係る体制整備
第9 解除等の事前予告・理由開示へ向けた確認体制の構築等
第3編 フリーランス法逐条解説
第1章 フリーランス法の目的と定義
第1 はじめに
第2 フリーランス法の目的
第3 定義
第2章 特定受託事業者の取引適正化
第1 はじめに
第2 取引条件の明示義務
第3 期日における報酬支払義務
第4 特定業務委託事業者の禁止行為
第5 違反した場合の対応等
第3章 特定受託業務従事者の就業環境の整備
第1 はじめに
第2 募集情報の的確な表示
第3 妊娠、出産若しくは育児又は介護に対する配慮
第4 ハラスメント対策に係る体制整備等
第5 就業環境の整備のための指針
第6 中途解除等の事前予告・理由開示
第7 フリーランスによる違反の申出等
第8 厚生労働大臣による勧告
第9 厚生労働大臣による命令・公表
第10 厚生労働大臣による報告及び検査
第4章 雑則
第1 国における相談対応体制の整備
第2 行政機関からの指導及び助言
第3 厚生労働大臣の権限の委任
第5章 罰則
第1 はじめに
第2 罰金
第3 両罰規定
第4 過料
第6章 附則
3条通知ひな型