イノベーション不足が叫ばれる日本において、Business Development、略してBizDevの領域にもフリーランスが存在します。BizDevのプロフェッショナルたちは何を考え、創造しているのか。
3名の第一線で活躍するゲストをお迎えしイベントを開催しました。
来場者は約40名。様々な業種で新規事業に関わるフリーランス、経営者、会社員が集まりました。
食事を囲んで交流会からスタート。名刺を交換しながら活動領域に関する話に花が咲きます!
そしてゲストプレゼンテーションのトップバッターは
株式会社アルファドライブ 代表取締役社長 兼 CEO、株式会社ゲノムクリニック 代表取締役 共同経営責任者(経営・ファイナンス管掌)と2社を同時に立ち上げた麻生要一さん。
スタートから会社に提出するための 確認 事例 調査 などは一切不要!とバッサリ。
必要なのは仮説 & 顧客 のみで、顧客に仮説をぶつけ仮説が原型を留めないほど修正されることにこそ意味があり、このプロセスをいかに高速回転させるかだと説きます。
麻生さんはBiz Devの外部人材プロ = 顧客開発の外部人材プロ ととらえていて、
期待される役割は仮説をぶつける顧客を連れてくる or 手を動かす実行そのもの どちらかしかないと言います。
そのどちらの役割もしないコンサルティングは事業開発には意味がない!と、最後までキレキレなトークを展開いただきました。
2番目のゲストはQUANTUMのCSO、QUANTUM GLOBALのCEO、九州大学 グローバルイノベーションセンター 客員准教授を務める井上裕太さん。
コンサルティング会社を卒業後フリーランスで働いていたという井上さん。
新規事業を作ることを専門とするQUANTUMではビジョン開発からビジネスモデル構築、ソフト・ハードウエア開発まで幅広く展開しています。
企業にとってローンチする前のテストマーケするときが一番決断が難しいため「出島」をキーワードに、テストマーケを代行するクオンタムのビジネススキームについて解説。
フリーランス時代良かったことを振り返っては、自分でリズムを作れる。おもしろいことにパッと乗れる点。
過去に手掛けた文科省のグローバル人材育成のプロジェクトも、急な声かけにやろう!と一気に資料を作成し実働に入ったというエピソードも。
常に少しスケジュールに余裕を作り、飛び乗る余地を残しておくと、よくわからないものにもチャレンジでき大きなチャンスをつかめるのでは?とアドバイスをしてくれました。
最後はフリーランス協会理事でもある新規事業のプロ、守屋実の登場。
「指名されるフリーランス」となる資料づくりや秘訣を伝授してくれました。
一つの資料で講演もできるし1分でも話せるという守屋の営業資料は、
どのページがどの部署で出回っても連絡できるよう全ページに連絡先をいれてるという。
年齢にかけた 49=17+18+14 という数字の内訳でこれまで手掛けた事業の紹介ができる工夫も披露してくれました。
様々なジャンルの新規事業に対応してきた引き出しの多さから、興味を持ってもらえそうなページに絞って説明すれば、指名が舞い込むという守屋の営業資料は、独立してから毎月メンテナンスしながら磨き上げているのだとか。
参加者には秘伝の守屋資料がもらえるというサプライズも!
締めくくりに、フリーランス協会事務局メンバーかつ賛助企業のエッセンスの社員である島崎由真さん(前列中央)は、今回のイベントをプロデュースした理由として「想いはあって優秀という大手企業の事業開発担当の方はたくさんいて、そこにBizDevのプロが外側から関わることでシナジーが生まれると思っています。BizDevのプロフェッショナルが社会でもっと活躍することで世の中が変わるはず。そういうきっかけを作りたい。」と想いを語ってくれました。
フリーランス協会では、今回のBizDevのようにさまざまなジャンルのプロフェッショナルの集いを今後も企画していきます!
次回は7月25日(水)に協会代表理事平田の専門領域<広報>のミートアップを開催!
フリーになってから大活躍の田 美智子さんをゲストに酸いも甘いも語りつくします。
残席わずか!ぜひご参加ください♪