緊急事態におけるメディアと政治家の役割に思いを巡らす

こんばんは、ヒラマリです。

メディアや野党が「補償なき休業要請」と見出しをつけたり、発言しているのを見て、驚愕しています。

あまりの状況に厚労省がTwitterで否定する事態となっていましたが、あれだけ要請してきた私の視点からしても驚き桃の木、ザルのバラマキとも見紛うくらいの手厚い給付金や助成等が用意されています。

これは、「もう何でもするから、感染拡大を止めるためにお願いだから出歩かないで休業してくれ~!」という政府の叫びに他ならないと受け止めています。

連日のように新しい支援策やその詳細が打ち出され、少しずつ改善もされていますが、メディアや野党が「ないない!」と言い続けると、人々は「そっか、ないのか」と思って、せっかく打ち出された支援策へのアンテナを閉じてしまいます。すると、本当に支援を必要として困窮している人たちを救うための情報が届かなくなります。

先日、某野党議員さんの支援者会(ズーム開催)に、支援策の解説をご依頼頂いて参加させて頂きました。参加者の方々のお話を伺って、いかに支援策の情報が届いていないかを痛感しました。ワイドショーのコメンテーター(専門家ではない)の発言に基づいて、ご自身が受けられる支援策について誤解されている方や理解を狭めてしまっている方も多いことが分かりました。

今のフェーズにおいて、困っている人たちが一番必要としている情報は、「こんなに困っている人がいます」「政府はイケてません」という情報ではなく、「困っている人が使えるこんな支援策があるから使いましょう」という情報ではないでしょうか。

前者の論調に火をつけた責任のある当事者の一人として、要請から制度設計へ、そして制度設計から制度の周知啓発へ、フェーズが変わったのだということを声を大にしてお伝えしたいです。

もちろん、行政の広報にも課題がありますが、行政も慣れないながら、SNSやLINEで試行錯誤して、外出自粛の呼びかけや支援策の周知に努めています。(厚生労働省、経済産業省、お住まいの都道府県のコロナ対策公式LINEアカウントはぜひフォローしておきましょう!)

しかし、記者クラブ制の弊害なのでしょうか。マスメディアの記者が自分の担当省庁の情報を細切れに発信し、その視野の中だけで批判すると、パッケージとしての支援策が見えてきづらくなります。支援策は併用前提で設計されています。点ではなく、面で伝えることが大切なのではないでしょうか。

また、政治家の皆様にもお願い申し上げたいことがあります。今は、生活や事業が行き詰まっている方たちに、一刻も早く給付やその他支援を行き渡らせることが最優先です。政権批判が野党の役割なのも分かりますが、ここは一つ揚げ足を取らずに、速やかに補正予算を通過させる必要性をご理解頂きたいです。

現実問題として、今このタイミングでは、批判に終始しても仕方ないと感じます。誰も戦ったことのない未知のウイルスと戦っているのだから、その対応が正解か不正解か、誰にも分からない。みんなで一致団結して、一枚岩になって凌ぐしかない。バラバラでは、ウイルスに勝てない。

新型コロナウイルスとの戦いはコミュニケーションの戦いです。コミュニケーションによって、一人ひとりの行動変容を促さなければなりません。コミュニケーションによって、一人ひとりが必要な支援策を活用できるよう、的確な情報を速やかに届けなければなりません

有事におけるメディアや政治家の役割とは、そうしたコミュニケーションの担い手となることなのではないでしょうか。

そんなことを思い巡らせている今日この頃ですが、明日4月16日(木)のクローズアップ現代に出演させていただきます。

もともとはギグワーカーのメリットと課題を深堀りする企画で、3月頭に出演が決まり、取材も進んでいると伺っていました。しかし、昨今の状況を踏まえて、新型コロナウイルス関連の影響を受けたフリーランスの支援の在り方を紹介する内容になっています。

ディレクターさんも昨日の事前打合せの後、「先ほどのお話を伺って、今回、フリーランスのことを取り上げる意義が改めてよく分かりました」とメールをくださいました。もちろん課題もゼロではないのでそれもお伝えしつつ、先が見えなくて不安を感じていらっしゃる方々に少しでもお役に立てるような、明日への希望につながるような情報をお届けできたらと思っています。

もし宜しければ、ご笑覧いただけましたら幸いです。

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