プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会

フリーランスの契約条件明示、キャリアアップ、社会保障の整備に一歩前進!

おはようございます。フリーランス協会 代表理事の平田です。

厚生労働省の労働政策審議会労働政策基本部会の報告書が出ました。

~進化する時代の中で、進化する働き方のために~
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_01179.html

フリーランス(雇用類似の働き方)、副業・兼業、テレワークについて、第3章でまとめられています。

私も、今年1月の雇用類似の働き方に関する検討会や、5月の第8回労政審にて、フリーランスの実状をお伝えし、提言を行う機会をいただいてまいりました。

その甲斐あってか、雇用類似の働き方に関する検討会の報告書に引き続き、今回の報告書でも、フリーランス白書フリーランスと経営者の妊娠・出産・子育てに関する緊急アンケート調査で明らかになったフリーランスの課題について、「実態把握と並行して検討を進めていくことが必要」との文言が盛り込まれています。

労働政策審議会労働政策基本部会報告書(概要)より

今後の議論は、法律や経済学の専門家の皆様による検討へと引き継がれますが、私たちフリーランスの課題がこうして公式なアジェンダに載せられたことは、大きな一歩です。

働き方に中立な社会保障制度が整備されていくよう、今後も働きかけを続けて参りたいと思います。

労働政策審議会労働政策基本部会 報告書より引用)
——
検討に当たっては、保護の対象者たる「雇用類似の働き方の者」、契約条件の明示、契約内容の決定・変更・終了のルールの明確化、スキルアップや キャリアアップ、出産、育児、介護等との両立、集団的労使関係、社会保障等の保護の内容及び保護の方法について、実態把握と並行して検討を進めていくことが必要である。
その際には、「雇用類似の働き方に関する検討会」 報告書で把握した実態や課題、また、今後更に把握すべきと指摘された事項を基に、雇用類似の働き方の者、雇用労働者双方を含めて関係者が納得感を 得られるよう、総合的に議論を進めていくべきである。
——

参考)
2018年1月24日 第2回「雇用類似の働き方に関する検討会」議事要旨
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198171.html
2018年5月22日 第8回労働政策審議会労働政策基本部会 議事録
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00794.html
2018年5月22日 第8回労働政策審議会労働政策基本部会 発表資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000207478.html

 

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